うらーほうは 上分 だ! 埼玉県飯能市 上直竹 ( かみなおたけ ) 上分 ( かみぶん ) 地域情報発信サイト

2015.02月 掲載分

春の訪れ

今年の冬は、適度にお湿りが有るので、水不足の心配はありません。

昨年の今頃は、大雪の名残で、日陰は雪に埋もれてまるで雪国の様でした。
今年は、何としてもこのまま雪の降らない事を願うばかりです。

上分には細田と黒指に早咲きの梅があり、どちらも既に八分咲きです。
その梅の木の下にある、水仙も蕾が大きく膨らみ黄色の花の部分がかなり見える様になってきました。

春はすぐそこまで来ています!


黒指「おねした」の梅の木。
下の草むらには水仙の蕾が大きく膨らんでいる。photo:2015.02.25


細田「おおやつ」の梅の木。
去年の12月末には開花していたが、2ヶ月掛けてほぼ満開となった。photo:2015.02.25

2015.02.26 榎本


成木尾根の地名 1

上分探検で、疑問となった「栂(つが)のもと」と「トヤハケ」と言う地名に付いて、上分の主
だった人に聞いてみた。

【栂のもと】

黒指では誰に聞いても「そんな名前の場所は聞いた事が無い」と言う返事だったが、
「向かいの上」の清水さんが「上ノ久保」を登り詰めたところを“ツガ”と言っていた」と
言う話を聞く事が出来た。

更に、細田では、大谷津の中村さんから「鉄砲撃ち仲間で“ツガノモト”と言う名称を教
えられたが、場所ははっきり覚えていない」と言っていたので、上分では、この峠を昔は
「ツガ若しくはツガノモト」と言っていた様だ。

黒指の川口常五郎さんによると「栂の木は、数が少ないが上分にもあった」と言う話なので、
もしこの場所に栂の木があったとすれば、栂は珍しい木なので地名になったのも頷ける。

一方で、黄楊(つげ)の大きな木があったので「栂でなく黄楊の間違いでは…」と言う話もあるが、
この辺りでは黄楊の木は沢山自生しており、しかも野木では3mぐらいに簡単に成長するので、
群落でも形成しない限り、地名となる可能性は薄い様に思われる。

「栂のもと」に関しては、こんな話もあった。

黒指の清水さんが「石神前(青梅)の親戚に“ツガ”を越えて行った事がある。その先に、
3戸(4戸かも?)の部落(集落)があり“ミネ(峰)”と言っていた」と言う話をしてくれた。
また、黒指の川口さんによると「春になると“クボ”のおばさんが山を越えてワラビを持って来た」と
言っていた。

川口さんは以前、地区内の家庭で採れた野菜や山菜を集荷して、青梅や多摩方面の青果市場に
出荷する仕事をしていたので、「峰」部落の「クボ」(屋号若しくは苗字)と言う家のおばさんがワラビ
を出荷する為に「ツガノモト」を越えて川口さん宅まで運んで来たと言う事です。

上分は現在でこそ、川に沿った交通手段となっているが、昔はほとんどが山越えの道、いわゆる
「峠文化」で支えられていた訳で、成木や青梅への往来は「栂のもと」を中心に、西に「水のもと」、
東に「音添(オンゼイ)」から成木の「久道」への山道が主に使われていた。

この他にも、原市場や名栗方面へ越える山道があるが、それらの山越えの道に「峠」と言う名称が
付いていない、何か特別な意味があるのか…、不思議でならない。

「トヤハケ」については、次回に・・・・

2015.02.20 榎本


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