「さむいねー」が挨拶代わりになるほど寒い日が続きます。
そんな中、上分では梅の花が咲き始めました。
一番早いのは黒指・市川さんの車庫の上にある梅で、すでに3分咲きになっています。
細田の「おおやつ」の梅も早く咲きますが、今年はまだちらほらと言う感じです。
2008.01.30 eno
細田集落からさらに一登りした山上の畑。
空を覆う大きな送電線の鉄塔はやや興ざめの感じですが、東を見ると東京のビル街が遥か彼方に望めます。
ここはまさに雲上の別天地です。
温暖なこの場所には、古くから柚子やみかんが植えられています。
今年は豊作で、ほとんどの木に、もぎ残しの実が残っていて、甘く実った福みかんには、沢山のヒヨドリが群がっています。
こののどかな地の片隅に、数年前から周囲を獣よけの柵で囲んだ畑に「らっきょう」が植え付けられています。
作っているのは、八王子と国分寺在住の二夫婦で、休耕していた畑を借り、 休みを利用して「らっきょう」作りに遠路はるばる通っているそうです。
この日は、だんなさん2人だけで草取りをしていました。
「今年で3年目だが、初めての年は大豊作で70Kgも収穫できた。
去年は鹿にやられてあまり良くなかったが、今年は今のところ順調に生育している」
更に
「この時期、草は無いと思ってきたが暖かい場所なのでかなり生 えている。
隣にある柚子とみかんの管理も任されていて、夏は慣れない草刈など大変だが楽しんでやっています」
と笑顔で語っていました。
2008.01.25 eno
万両・千両と続いたら、次は百両・十両です。
百両は唐橘(からたちばな)とも呼ばれています。
万両と同じように杉・檜の樹林の半日陰な場所に赤い実を付けています。
万両に比べて生えている場所が限られており、上分でも黒指に数箇所見られるだけです。
十両は、藪柑子(やぶこうじ)のほうが馴染みやすいかも知れません。
昔は雑木林に沢山生えていましたが、杉・檜の植林が進んだ上分の山では見る機会がめっきり少なくなりました。
十両は実の付が良くないので、写真を撮るには苦労します。
一両と言う木の実もあるそうですが良く分かりません。 確認出来たらお知らせします。
2008.01.21 eno
暖冬だと思っていましたが、寒い日が続きます。
そんな中、上分の山を散策すると、お金にまつわる木、万両・千両・百両・十両が赤い実をつけています。
少し薄暗い杉・檜の樹林、万両はそんな場所にひっそりと生えています。
よく観察すると、万両は至る所で目にすることが出来ます。
千両は、庭に植えられた園芸種だけで、自然に生えた物を見た事はありません。
上分では、深山樒(みやましきみ)を深山千両と呼んでいます。
同じものが中藤の竹寺の庭にもありますが、住職は山千両と言っていましたので、この辺では深山樒を千両と呼んできたのだと思います。
2008.01.18 eno
黒指「穴の作」の畑は、沢沿いの市道から高低差で80m以上山道を登った、日当たりの良い所にあります。
霜が降りにくい温暖な場所と言う事で、何種類かの柑橘類が沢山植えられています。
1月6日穏やかな日差しの中、たわわに実ったハッサクの収穫を木崎利雄さん(85歳)が行っていました。
中には3mぐらいの大きな木もあり、脚立に登ってのもぎ取り作業。
しかも10個ぐらいで腰につけたビクが一杯になってしまい、脚立の昇り降りが大変そうでした。
思わず「落ちないように!」と声を掛けてしまいました。
2008.01.12 eno
大晦日は、大風が吹いたので雲が飛ばされ、「高層ビルの間から日の出が!」。
なんて期待しましたが、今年も雲の間からの日の出でした。
(左側上空に飛行船が飛んでいました)
昇る太陽に手を合わせ、今年こそ「偽りの無い、平和な生活を!」と祈りました。
2008.01.03 eno
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