みんなで育てて来た山百合が、久々に猪の被害!
飼い犬の具合が悪く、朝の散歩コースを変えて、光全寺から細田林道に向かってみました。
遠目に「道路にゴミが沢山落ちている。」と思いながら、近寄って良く見ると、山百合の花が倒され球根が掘られ、その残骸が道路に散乱しているのでした。
最近、人間に盗掘されてしまうので、「盗掘は犯罪です!」と言う看板を新しく建替えたばかりだったのに、看板も倒されています。
数年前に、猿が山百合の蕾を食べ、茎を引っこ抜いて球根を食べて以来、人間に盗掘される以外、山百合が良く育っていましたが今回は場所によっては全滅です。
「盗掘は犯罪です」見つけ次第警察に連絡します。
と書いてあるのですが、猪は字が読めないのかな?
この猪、数日前から黒指に現れ、人家の上の畑「穴ノ作」周辺の土手を掘っていました。
その後、黒指の「ポツンと一軒家」である「向かいの上」の庭に現れ、鉄砲百合とカンナを根こそぎ倒して荒らしたあげく、川沿いの市道まで下りて、周辺の庭や畑の鉄砲百合や水芭蕉と半夏生の花など、目に付くものを片っ端らから掘っくり返して大暴れしていきました。
もうすぐ花が咲くはずだったのに。
花が咲き終わったところをやられましたが「水芭蕉は球根」が無いので、ただ倒しただけでした。
こんなに色々なものを掘っくり返したのは、初めてです。
もしかすると、比較的若い猪で、草花の種類が良く分からず手当たり次第に掘って見たと言う感じかも知れません。
いずれにしても山百合をみんなで守り育てて来たのでがっかりです。
バス道路沿いの山百合は、何本か、鹿に頭をかじられただけで今のところ猪の被害はありません。
このままでいけば、例年通り綺麗な花を咲かせてくれると信じていますが、どうなる事か心配です。
最近は、獣でなく「頭の黒い…」が、小さなスコップをもって掘っていくので、看板を新しく立て替えたところでした。
ところで、猪にも書いてあることがわかる様に、文字を教えたらいたずらをしなくなりますかね?
2024-7-22 榎本孝次
上分自主防災会による「防災訓練」
7月7日(日)午前9時より、上分自治会館を会場に「上分自主防災会」(会長木崎明弘さん)による防災訓練が行われました。
「上分自主防災会」は上分自治会として運営する防災組織で、毎年この時期に独自の防災訓練を行っておりますが、コロナにより2019年から2022年の4年間は訓練を中止していましたが、昨年より再開しました。
今年の訓練は、2019年10月に伊豆半島に上陸し、関東周辺に甚大な被害をもたらした台風19号の経過を模して、緊急連絡訓練を行いました。
訓練のタイムスケジュール
- 猛烈な台風19号は、本日午後伊豆半島に上陸して、その後北北東に進み、埼玉県西部を通過する可能性が高い。
- 台風の接近に伴い昨夜から強い雨が降り続いておりすでに地区行政センターと福祉センターが「避難所」として開設されている。
- 午前8時の雨量は150㎜に達した。今後更に200mmを超える雨が予想され、土砂災害のおそれが高まっている。
- 午前8時の雨量は150mmに達した。今後更に200mmを超える雨が予想され、土砂災害発生のおそれが高まってる。
- 午前8時30分飯能市から山間地域の住民に対して「避難指示」が発令された。
- これを受けて、自主防災会長は副会長と協議して、住民に避難を促す為、緊急連絡網による連絡を行う。
〈連絡事項〉
「 自主防災会による豪雨災害避難訓練(連絡訓練)を始めます。
猛烈な台風19号が埼玉県西部を通過する可能性が高くなっています。 既に午前8時の雨量が150mmに達し、今後更に200mmを超える雨が予想されています。市から山間地域の住民に対し、「避難指示」が発令されました。 既に南高麗行政センターが避難所として開設されています。
土砂災害や水害の危険性が高まっていますので、事故の判断と責任において直ちに避難してください。
また、避難の際には、最大限に身の安全を確保して、慌てずに戸締りを告人して避難してください。 」
以上の連絡を「緊急連絡網」によって住民に伝えた結果、訓練参加者は、黒指1班:8名、黒指2班:14名、細田6名の合計28名の参加と、飯能消防団(3分団、5分団)19名のご協力で行われました。
進行は木崎晃典副会長(右側)により行われました。
訓練は、「緊急連絡訓練」と「飲料水の配給訓練」、AED(自動体外式除細動器)を使っての「人口呼吸(胸骨圧迫)訓練」が行われました。
その後、庭に出て消火器を使った消火訓練を行い、消防団による直竹川からの自然水利を利用したポンプ車による消火訓練が行われました。
最後に参加者全員で自治会館に集まり、訓練の意義の説明と話し合い及び講評を行って、11時過ぎに訓練を終了しました。
参加者のみなさん、猛暑の中、有意義な訓練ご苦労様でした。
2024-7-14 榎本孝次
黒指・光全寺裏雑山の楢の木が倒れた!
6月16日の晴れた朝、突然、黒指・光全寺裏の通称「西山」の楢の木が「ミリミリ、バリバリ」と大きな音を立てて倒れました。
窓を閉めていた家の中でも聞こえるほどの大きな音で、音の方向に目をやると、周りの樹を巻き込んで倒れる瞬間でした。
中央左下の茶色くなった部分が倒木です。
頂上右の枯れた樹は一昨年「ナラ枯れ」よって枯れた楢の樹です。
数本の楢の樹が倒れ、下の樹に倒れ掛かっています。
倒れた直後は葉が緑で目立ちませんでしたが、茶色に葉の色が変わってきました。
その後も周辺の樹が巻き込まれて倒され、だいぶ明るくなった感じです。
7月1日にも、倒れた上側の樹が「バリバリ」と大きな音を立てて倒れました。
この山は、約70年前に、薪や木炭にする為に伐採をして、そのまま放置したので、その後、伐採前と同じ植生が自然再生した「広葉落葉樹林」の、いわゆる「雑木林」です。
いま、ブナ科コナラ属の「楢の木」や、「樫の木」の50年以上の古木が「ナラ枯れ」による被害で枯れてしまい、突然倒木が起こり大変なことになっていますが、今回の倒木は葉が青い生木なので、原因調査のために、倒れた樹の根元に行ってみました。
雑木林の樹高は20~30m以上あり、葉が開くと樹林の中には陽が射しこまない事から、林の中は、草も生えない状態になっています。
倒れた樹は、根が剥き出しになって地面から剝がれて倒れ、周りの樹を薙ぎ倒しながらかなり広範囲に倒れていました。
この倒れた樹は、全て葉が青々していました。
葉が青々している樹の状態を見る限り、素人目にも「ナラ枯れ」によるものでは無い事が分かりました。
あくまでも私の推定ですが、倒木の原因は、樹が大きく成りすぎて地表に太陽の光が届かないために、地面に植物が生えず、さらに土地が急傾斜なため、根を支える土が雨や風で流され岩が剥き出しになってしまった事から、樹の大きさに対して根の張りが少なくなってしまい、幹や葉を支えきれずに倒れてしまったと思われます。
周辺を観察すると、同じ様に根が剥き出しになって倒れている樹や、樹が倒れた痕跡の穴がありました。
このまま、倒木が続くと、山が崩れてしまうのでは無いかと心配ですが、雑木林の下側は、傾斜がゆるいのと、草が生えているので簡単には崩れないと思います。
要するに、自然と言うのは一程度の繁栄を誇った種は、病気や寿命で枯れたり倒れたりして、次の世代や別の種に繋げていく定めなのかもしれません。
それから、上分を含めた山間地域に人が住みだして、500年以上の年月が経つ訳ですが、その内の約450年は、近くの山林から木々を伐採し、薪や炭などを燃料として使っていました。
しかし、最近の50~70年は、ガスと石油又は電気を主力とした燃料を使う事になり、薪や炭はほとんど使用しなくなりました。
さらに、材木を大量消費するのは家を建てる事ですが、その場合も輸入材や集合材を使い、地元の西川材を使う在来工法で家を建てる人は激減してきました。
そんなことから、周辺の山は放置され、50年以上樹を伐採することがほとんど無かったので、今回の様な下草が生えず、土が少なく岩が露出した荒れた山が増えて来たのだと思います。
2024-7-8 榎本孝次
奥武蔵ロングトレイルレース第2回大会と
コース整備(南高麗分)
奥武蔵ロングトレイルレース第2回大会概要
大会は、2024年6月8日から9日に開催されました。
上分を通過する105kコースは、8日6時に飯能中央公園を出発して、
多嶺主山⇒東峠(WA1)⇒根の権現(A1)⇒竹寺⇒登戸⇒原市場(A2)⇒愛宕山(上分)⇒大仁田山⇒小沢峠⇒権次入峠⇒ノーラ名栗(A3)⇒蕨山⇒鳥首峠⇒ウノタワ⇒妻坂峠⇒武川岳⇒名栗げんきプラザ(A4)⇒山伏峠⇒伊豆が岳⇒正丸峠⇒虚空蔵峠⇒刈場坂峠⇒都津路(つつじ)山⇒ビジターセンター(旧北川小学校)(A5)⇒奥武蔵グリーンライン⇒飯盛山⇒高山不動尊⇒顔振峠⇒ユガテ⇒愛宕山(白子)⇒長念寺(A6)下白子自治会館⇒グリーンカントリークラブ⇒永田山⇒永田交差点⇒飯能西中⇒飯能中央公園のゴールまでの、全長約105㎞の山道を歩き(走り抜け)ます。
6時に飯能中央公園を出発した選手が「多嶺主山」⇒「根の権現」⇒「竹寺」⇒「原市場」⇒「四十八曲」を登って、「愛宕山」から、ここまで進んできました。
出発から約30km、5時間が経過した。現在時刻11時少し前です。
「南高麗地区まちづくり推進委員会」コース整備
南高麗地区まちづくり推進委員会として、第1回大会に続いて今回も大会委員長の平沼さんから、コースの一部区間、原市場(唐竹)から細田地区を通り、小沢峠⇒黒山(成木尾根)までのコース整備を依頼されました。
5月21日と5月25日及び6月3日の3回整備を行いました。
まず、5月21日は、成木7丁目の最奥「常磐林道」の舗装道路の終点に車を置き、成木尾根の稜線に登り「黒山」までの間と、往復して「長久保山」を経由し「小沢峠」までの、倒木や登山道に倒れかかっている枯れた木をチエンソ―で伐採して片づけました。
車は小沢峠下と常磐林道終点に置き、それぞれの場所に置いた車を往復させて回収し、終了しました。参加者は6名でした。
次は、5月25日「愛宕山(上分)」から「四十八曲」を下って「唐竹」迄の倒木の片付けを2名で行いました。
最後に残った「小沢峠」から「細田」までは、大会開催ぎりぎりの6月3日に、人の手配が付かない中、3名の参加で行いました。
2回目の整備作業、コース途中の「大峰山」で記念写真
奥武蔵ロングトレイルレース第2回大会の結果です。
☆105k総出場者数:412名(男)372名、(女)40名
・男子完走者:207名、未完走者:165名
1位総合タイム;16時間34分8秒
最下位(207位)総合タイム:35時間23分55秒
・女子完走者:26名、未完走者:14名
1位総合タイム:21時間5分42秒
最下位(26位)総合タイム:34時間37分4秒。
☆35k総出場者数:740名(男)618名、(女)122名
・男子完走者:493名、タイムアップ者:3名、未完走者:122名
1位総合タイム;3時間56分2秒
最下位(493位)総合タイム:9時間58分48秒
タイムアップ走者(496位)総合タイム:10時間39分2秒
・女子完走者:100名、未完走者:22名
1位総合タイム:5時間11分13秒
最下位(100位)総合タイム:9時間57分26秒
昨年6月17日から18日に、第1回大会が開催されましたが、105kは、男子1位:17時間8分14秒、女子は21時間39分11秒。
35k男子は、4時間42分28秒、女子は5時間20分14秒でした。
2024-7-1 榎本孝次