モリアオガエルの産卵状況
飯能市が指定する天然記念物は9種類あります。
① 滝の入タブの木(県指定)
②根の権現の二本スギ(県指定)
③見返り坂の飯能ササ(県指定)
④高山不動の大イチョウ(県指定)
⑤飯能の大ケヤキ(県指定)
⑥南川のウラジロガシ林(県指定)
⑦モリアオガエル生息地(市指定)
⑧カタクリ・イカリソウの群落(市指定)
⑨竹寺のコウヤマキ(市指定)です。
この中で動物として指定されているのは上直竹上分地区に生息するモリアオガエルだけです。
そのモリアオガエルですが、今年は4月中頃から黒指の「かみや」の池などの周辺で鳴き声が聞こえてきました。 (鳴き声を上げるのはオスだけと言うことです。)
ただし、実際の産卵が始まったのは、5月連休頃でしたので、オスだけで約半月鳴いていたことになります。
数年前までは、5月中旬に来ていましたが、最近鳴き始めが早くなっているように感じます。
モリアオガエルは池など流れの無い水たまりの樹上に泡状の卵塊を作りながらその中に卵を産みます。
1週間ぐらいで孵化してオタマジャクシになると卵塊を破って下の池に落ち、カエルになるまで水中で暮らし、足が生えると山に戻る性質があります。
樹上に産み付けられた卵塊は、蛇や小動物に食べられてしまうので、卵を守るために、産み付けられた卵隗を発泡スチロールの箱に移して孵化させ、そこで餌を与え足が生えるまで育てて、自分で草むらに出ていくやり方を十数年前から行ってきました。
既に100個以上の卵を移しました。
最近は、人間が卵を保護してくれることを学習したのか、池の上でなくどこにでも卵を産むカエルが増えて来たので、仕方なく全ての卵塊を回収しています。
おかげで、卵からの孵化とオタマジャクシの生存率が劇的に改善され、自然に帰るカエルの数が増えたことから、卵を産みに戻るカエルの数が年々増え続けています。
今年は6月に入ってから毎日5個以上産卵するので6月20日までに、100個以上の卵隗を回収しました。
一つの卵隗に100~300個の卵が産みつけられていると言われ、単純計算で20,000匹以上のオタマジャクシが生まれることになります。
その後、熱帯魚の餌(テトラフィン)を与えて大きくします。
汚れると死んでしまうので、綺麗な水に取り変えるのと、エアーポンプによる空気の供給が欠かせません。
このまま増え続けるとどうなってしまうか心配ですが、数年前から、直竹の長光寺や高麗の横手神社の池など、周辺にモリアオガエルの生息が既に確認されている場所に、了解を得て、オタマジャクシの放流を行ってきました。
放流地では、新たな卵塊が確認されているので、どんな所でも条件が整えば生息地を拡大する、強い生命力と適合性を持っていると感心しています。
もし、飯能周辺にお住まいで興味がある方は、ご連絡いただければオタマジャクシをお分けします。
出来れば、近くに生息していることを確認した場所が良いです。
管理人が記事掲載者に取り次ぎます。
上分ホームページ連絡先
榎本
上分の奴らは ヤバすぎる!
サル緊急連絡:「上分集落は、在宅21軒中11軒が拳銃を隠し持っている。 狂っているので絶対近づくな!」
こんな、震えるような噂がサルの間で広まっているらしい!? たぶん。
上分では、木﨑稔生自治会長のもと、サル被害対策の一環として、自宅にいる時間が多いお宅に「威嚇するための拳銃」を配備しました。
以前は、ロケット花火や金物等叩いたり「でっかい声」で脅かすなどしていましたが、サルも慣れっこになり、効き目がなくなって来ていました。
せっかく作った農作物を荒らされては、生き甲斐もなくします。
段々出没回数が増えてきて、居ついてからでは遅いと云うことで、「飯能市農林部 鳥獣被害対策室」のアドバイスも受けながら、自治会としては「拳銃配備」という前代未聞の取り組みとなったわけです。
6月11日(土)17時から、説明会と拳銃貸与・射撃訓練を行い「上分サルおっぱらい❗隊」を発足させました。
出没の連絡は、smsやlineなどでいち早く知らせ、出動できる人で対応する考えです。
高齢者ばかりですが、拳銃を持って元気いっぱい、地区の活性化にも貢献できる取り組みです。 さぁ早く現れなさい!
monjiro
「南高麗まちづくり」による上分地内の道標取り換え作業
昨年10月に、下分の「富士浅間神社」奥の院から、上分と原市場を結ぶ「四十八曲」までのハイキング道に設置された、栗の木製の道標を樹脂製の道標に取り換え工事を行った、とお知らせしましたが、今回は、上分地内に「南高麗まちづく推進委員会」により設置された道標の交換作業を行いました。
これらの道標は、既に栗の木で作ったものから、樹脂製の板をアルミ板で挟んだ板に交換してありましたが、1枚の平板に方向を示している事から、分岐が3方向以上になった場合に、示された方向が分かり難かったり、大きな看板で山道には不釣り合いだったので、分岐の方向を示した矢型の小型樹脂製道標と樹脂の丸い杭の道標に取り換え作業を行いました。
しかも裏側にも同じ文字が印刷されているのでどの方向から見てもそれぞれ向かう方向が分かり易い。
(同じ形の道標が、10本あり交換しました。)
今回の建て替え作業では、黒指と細田地区内の道標16箇所を建替え、大仁田山から成木尾根に入る部分の3箇所にも新たに道標の設置を行いました。
今回の作業を以て、予定した上分地内の道標交換作業は、滞りなく終了しました。
但し、細田の堂平脇と愛宕山東にある1枚板の道標は、入口を示しているで、そのままにしてあります。
南高麗まちづくり推進委員会としては、今後新たに上分から成木尾根を「安楽寺」までの6㎞にハイキング道の整備と道標の設置を行う予定です。 乞うご期待ください!
榎本
この時は、他にも2匹のオスがいたが、人が近づいたので2匹は池に飛び降りました。