2023年1月 掲載分
愛宕山の伐採
「お散歩マーケット」会場の黒指と細田を結ぶ山道の途中にある愛宕山(標高412m)は、樹齢30年ほどの杉、檜、椹などの針葉樹に覆われ、周辺の風景がほとんど遮られていました。
2006年に、飯能市が公募した「山間地振興計画」の「ハイキンコース景観間伐推進事業」に「お散歩マーケットの会」として申請し、推進事業のトップランナーとしてその年の9月~12月に、地元有志により景観間伐を行い、手作りのテーブルとベンチを設置しました。
この事業のおかげで、愛宕山の頂上から東京方面の眺望が楽しめる様になりました。
その後「南高麗まちづくり」により頂上に石標の建立が行われ、「お散歩マーケット」参加者だけでなく、一般のハイカーなども頂上に登って東京方面の眺望を楽しんでいました。
あれから16年が経過し、当時の作業で間伐や枝打ちをした樹木が伸びて視界がかなり狭くなってしまいました。
そんな中、昨年末に愛宕山の南側上空を通る東京電力の50万ボルト送電線(新所沢線)の電線と樹木との絶縁距離を確保するため、伸びすぎた樹木の伐採が計画され、年明けの1月10日から愛宕山周辺の伐採作業が始まりました。
作業は南側だけでなく東側の樹木も伐採して頂いたので、東京方面の景色を遮っていた樹木がすっかり無くなり、本HPでお馴染みの初日の出を拝む細田の天空の畑に負けないくらい開けた眺望が楽しめる様になりました。
その下にある茂みは16年前に伐採した後に生えて来た樫の木です。
その前の檜が全て伐採され、ベンチに座りながら東京を見下ろすことが出来ます。
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榎本
「お散歩マーケットの会」による「ハイキンコース景観間伐推進事業」
過去掲載分:
2006年9月分記事
2006年10月分記事
2006年12月完了記事
南高麗まちづくり推進委員会が成木尾根に道標設置(1)
以前、本HPに於いて「南高麗まちづくり推進委員会」による、上分地区周辺のハイキング道の道標の建て替え工事が2021年に完了したことを掲載しました。
「南高麗まちづくり推進委員会」の令和4年度の新たな事業として、飯能市が公募を行っている「住み続けたい地域づくり支援事業(魅力ある地域づくり支援事業)」に対して、「南高麗まちづくり推進委員会」と飯能市内にある「駿河台大学」の平井教授が主催するゼミナールによる、駿河台大学の学生さんとの協働事業を企画提案しました。
内容は、「都市間交流事業・成木尾根整備事業」と銘打って、南高麗の南側に位置する、飯能市と青梅市の県境の稜線「成木尾根」のハイキングコースの整備と道標の設置を行うと言うものです。
さらに「山間地域振興支援事業補助金」の申請も行いました。
結果は、公募と補助金の申請ともに受理されました。
申請したコースは、細田林道から成木の高土戸を結ぶ「成木尾根」の鞍部「水口峠(上分名称=水の元)」に登り、
そこから「成木尾根」を東に辿り、黄楊峠を経由して
⇒「トヤハケ(450m)(上分名称はテンゴウマツ 400年以上続く地主15代目による)」
⇒成木「村尾組」の砕石場北側から、
上直竹下分「正木入沢」(正木入り林道)最奥に下り(正木入沢の奥は青梅市)
そこから「成木尾根」に登り返し
⇒飯能パークカントリークラブ(ゴルフ場)の南側を通り
⇒東電の鉄塔下(新所沢変電所⇒青梅今井変電所を結ぶ27万V送電線)をくぐり
⇒大多摩霊園の北側⇒成木「安楽寺」の裏側
⇒直竹「八坂神社」までの全長約7Kmに及ぶハイキン道です。
「駿河台大学」の平井教授のゼミの参加学生は男子8名、女子4名の合計12名が参加して頂きました。
「南高麗まちづくり」と「駿河台大学」の学生さんによる、成木尾根ハイキング道整備と道標設置作業の顛末は、次回以降分けて掲載予定です。
(画像をクリックすると、大きな画像が表示されます)榎本孝次
上直竹上分の年始め
初日の出
初日の出の時間に合わせたように飛ぶ飛行機や飛行船が何回かありましたが、今年はドンピシャの時間で離陸しました。
今年の正月は、元旦から穏やかな日が続きました。
初日の出は、細田集落の上の畑からです。
東の空に低く棚引く雲があり、日の出が少し遅れましたが、綺麗な明るい太陽が顔を出してくれました。
コロナが始まって、早や3年が経過しましたが、第8波の感染者数が1週間平均16万人、さらに亡くなる人も第7波に近づいています。
数の報告形態が9月から変わった事から、実際はもっと多い可能性も指摘されていますが、一日も早い終息を迎える様に初日の出にお願いしました。
ロシアによるウクライナの侵攻が2月から始まり、未だに無人機によるウクライナへの爆撃が続いています。
また、中国と北朝鮮による東アジアでの軍事的緊張が高まる中、敵基地攻撃能力の保持など日本の防衛政策の大転換が進められていますが、軍事力の増強で平和が訪れない事は歴史を見れば明らです。
終戦から78年間も平和憲法のもとで戦争に巻き込まれずに続いた平和な日本が、きな臭さが漂う今年は「戦争か平和か」の岐路に立たされた年と言えます。
平和な日本の継続を日の出にお願いしました。が、何よりも私たち自身がしっかり政治に向き合うことが一番必要な事だと思います。
元旦祭
1月2日は「元旦祭」でした。
「元旦祭」は、上直竹上分の人が年の初めに集まって挨拶を交わす「お目出度い」催しなのですが、コロナにより「感染予防に対する自粛」の名の下に、こちらも3年間、関係役員だけで執り行われています。
昨年に続いて今年も、氏子総代、檀徒総代、自治会3役の9名と武本宮司、光全寺住職の鈴木方丈(長光寺住職兼務)の総勢11名で厳かに行われました。
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榎本孝次
(画面を横切っているのは、横田基地に着陸するC130輸送機)