2023年6月 掲載分
梅雨の時期に、突然の倒木
6月14日、梅雨でかなりの大雨が降った夕方、上分・黒指地区の穴ノ作の畑に向かう山道に、ニセアカシア(ハリエンジュ)の大木と檜が倒れて通行止めとなりました。
この付近は、16年前にも(2007年7月)やはりニセアカシヤの木が倒れて道を塞いだことがありました。
今年になって、今回の倒木の少し東側にあった「シュロ」の木が倒れ、さらに5月には道の下にある樫の木の枝が2本折れ、そのたびに電気柵の電線に倒木が倒れかかり電線を切ってしまったので、修理する事故が発生していました。
今回も含め、幸い人的被害はなかったのですが、たまたま人が歩っていれば大変なことでした。
屋根の損傷がひどいので修理は難しいかも知れません。
ニセアカシアの木は、根元の太さが50Cm以上ある大きな木でした。
周辺には、桜の古木や樫の木など倒れそうな木がたくさんあるので、被害が起こらない様に伐採を検討中です。
榎本
モリアオガエルの産卵
今年は、4月中旬から鳴き声が聞こえました。 以前は5月末から入梅時に産卵に現れましたが、最近は年ごとに速まっている感じで、今年は「お散歩マーケット」のときにはいくつかの卵塊がありました。
あれから一ヶ月半以上が経過し、すでに100個以上の卵塊を取り込んで、孵化を手伝っています。
一番初めに産卵した卵から孵化したオタマジャクシはそれなりの大きさに育ち、そろそろ足が出てくると思います。
昨年も、100個以上の卵を取り込んで孵化させたのですが、今年はそれ以上の数になると思います。
3匹の内、下側に居るのが雌で、その下の白い部分が卵です。
最近は4匹(2組)で一箇所に産むことがあります。
中には1mmほどの卵が200~300個、産みつけられています。
触ると表面はカルメラの様に硬くなっています。
カエルの産卵に合わせて、蛇が寄ってきます。
親ガエルを食べに来るわけですが、小さな蛇は、産み終えた卵塊に頭を突っ込んで中の卵を食べたり、孵化したオタマジャクシを食べたたりします。
それだけでなく、池の上に産み付けられた卵は、孵化して池に落ちると池で飼っている鯉に食べられてしまうので、全ての卵塊を回収して、発泡スチロールの箱で孵化させて餌をくれて育てています。
これを猫が捕まえてきましたが、最近は沢山いるので猫も興味が無いらしく知らんぷりしています。
モリアオガエルがヘビに飲み込まれる写真です。
大丈夫な方は、この文字をクリックしてください。
青大将に足をかまれたモリアオガエルです。 蛇に触ったらカエルが逃げ出し両方とも藪に逃げていきました。
池に落ちたカエルは、鯉に蛇と同じように足から飲まれてしまいます。
丸のみにしたカエルは消化されず吐き出されますが、既に息絶えて死んでいます。 今年は鯉に3匹やられました。
榎本
奥武蔵ロングトレランコース(上直竹地内)整備
「南高麗まちづくり」として2020年から続けて来た「奥武蔵ロングトレイル105k」のコース整備ですが、担当した原市場・唐竹から棒の嶺までの17kmを2022年2月に終了し、本HPに於いて作業の様子を掲載してきました。
その後、このコースの一部を使って秩父の羊山公園から飯能中央公園までの「第8回トレラン秩父&奥武蔵100k/30k」が、開催されるなどしていました。
そんな中、奥武蔵ロングトレイル大会実行委員会が主催する「第1回奥武蔵ロングトレイルレース」が、今年6月17日から18日に開催されることになり、その準備として「南高麗まちづくり推進委員会」に、原市場・唐竹から棒の嶺まで、約17㎞のコースの再整備が依頼されました。
まずは、5月20日に上直竹上分(細田地区)⇒小沢峠⇒黒山手前までの整備を行いました。
今後、あと2回ほど残りの部分を整備する予定です。
作業中、10人を超える方が、レースに備えて試走を行っており、速足で抜いていきました。
女性が数人おられましたが、105km以上を歩くと言うより速足で駆け抜けるわけですから驚きです。
「大松閣に至る」道標
整備作業の話しから少し外れますが、長久保山から少し西にあるピークに「大松閣に至る」と言う道標があります。
以前から気になっていたので、今回この道を帰路に使ってみました。
道は、ピークからほとんど踏み跡の無い急な尾根を下り、さらに間伐の作業道らしき不明瞭な尾根道を1時間以上下ったところで、分岐した尾根をそれぞれ偵察に少し進んでみたが、どちらもふみ跡が消えてしまったので、下の沢にある砂防堰堤をめがけて比較的緩い傾斜を強引に下って沢底に降り、沢伝いに砂防堰堤を2ヶ所超えたところで廃道に近い林道にようやく出ることが出来ました。
林道を辿り、人家脇から県道に出ましたが、そこは大松閣からは程遠い、獅子舞で有名な諏訪神社東側でした。 尾根から約2時間かかりました。
一般のハイカーが通る尾根で、「大松閣に至る」と言う道標見れば、ハイカーの中には避難経路として使う可能性があります。
途中に一箇所意味不明な道標らしきものがありましたがハッキリした踏み跡はほとんど無いので、地図で地形を読んで動ける人でないと、この道の利用には無理があります。
時期が悪いと遭難してしまうかもしれません。 このまま「大松閣に至る」の道標を残すのであれば、登山道と正確な道標の整備が必須だと思います。
榎本